55周年記念大会
March 19, 2007
ありがとうございました
SR55周年記念大会、無事に終了いたしました。
本大会には約100名、レセプションには約70名のご参加をいただき、
おかげさまをもちまして、盛会のうちに開催することができました。
日本に於ける怪奇幻想小説の受容の歴史は、そのまま紀田先生の
足跡と重なります。講演では、示唆に富んだ回顧録とあわせて、
怪奇幻想小説の魅力の根幹をも語っていただきました。
米澤先生、道尾先生の座談会は、ミステリに対する思いや方法論
など、率直かつ新鮮なお話をうかがい、和やかなうちにも、
お二人の創作に対する真摯な姿勢が読者に伝わるものでした。
先生方には、厚く御礼申し上げます。
今回は、前夜祭から、古くからのSR会員の方々にも多数お集まり
いただきました。旧交を温める機会にしていただけたなら、
スタッフとしては嬉しい限りです。
パンフレットにご祝辞をお寄せくださった諸先輩方、
大会の企画・運営にご協力いただいた会員のみなさま、
そして何よりも、ご参加くださったおひとりおひとりに、
心から感謝の意をお伝えしたいと思います。
ご意見ご感想はお気軽に、メールフォームからお聞かせください。
これからも、SRの会をよろしくお願い致します。
本大会には約100名、レセプションには約70名のご参加をいただき、
おかげさまをもちまして、盛会のうちに開催することができました。
日本に於ける怪奇幻想小説の受容の歴史は、そのまま紀田先生の
足跡と重なります。講演では、示唆に富んだ回顧録とあわせて、
怪奇幻想小説の魅力の根幹をも語っていただきました。
米澤先生、道尾先生の座談会は、ミステリに対する思いや方法論
など、率直かつ新鮮なお話をうかがい、和やかなうちにも、
お二人の創作に対する真摯な姿勢が読者に伝わるものでした。
先生方には、厚く御礼申し上げます。
今回は、前夜祭から、古くからのSR会員の方々にも多数お集まり
いただきました。旧交を温める機会にしていただけたなら、
スタッフとしては嬉しい限りです。
パンフレットにご祝辞をお寄せくださった諸先輩方、
大会の企画・運営にご協力いただいた会員のみなさま、
そして何よりも、ご参加くださったおひとりおひとりに、
心から感謝の意をお伝えしたいと思います。
ご意見ご感想はお気軽に、メールフォームからお聞かせください。
これからも、SRの会をよろしくお願い致します。
March 18, 2007
SR55周年記念大会
ミステリファンクラブ「SRの会」は、今年で創立55周年を迎えるのを記念して、東京で大会を開催いたします。
SR会員優先の受付は2月末で締切りましたが、定員には余裕があります。参加しようかどうしようか迷っているあなた。まだ受付けていますよ。ぜひ、登録しましょう。
2007年3月18日(日) 13時〜
渋谷 フォーラム8
概要
・紀田順一郎氏の講演会
・道尾秀介・米澤穂信両氏による座談会
出演者紹介
詳細が決まり次第、このblog等に掲載します。
式次第は、前夜祭、本大会・レセプションを参照してください。
参加要領: SRの会会員の方 会員以外の方
乞う、ご期待!
祝辞、コメントをいただきました。お忙しい中、ありがとうございました。
天城一氏、芦辺拓氏、山前譲氏、戸川安宣氏、千街晶之氏、法月綸太郎氏、有栖川有栖氏(到着順)。
バナーとしてお使いください。↓ 小さい画像のバナーはこちら。
SR会員優先の受付は2月末で締切りましたが、定員には余裕があります。参加しようかどうしようか迷っているあなた。まだ受付けていますよ。ぜひ、登録しましょう。
2007年3月18日(日) 13時〜
渋谷 フォーラム8
概要
・紀田順一郎氏の講演会
・道尾秀介・米澤穂信両氏による座談会
出演者紹介
詳細が決まり次第、このblog等に掲載します。
式次第は、前夜祭、本大会・レセプションを参照してください。
参加要領: SRの会会員の方 会員以外の方
乞う、ご期待!
祝辞、コメントをいただきました。お忙しい中、ありがとうございました。
天城一氏、芦辺拓氏、山前譲氏、戸川安宣氏、千街晶之氏、法月綸太郎氏、有栖川有栖氏(到着順)。
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March 17, 2007
February 14, 2007
祝辞 ― 有栖川有栖氏より
有栖川有栖氏より祝辞をいただきました。
ありがとうございました。
SRの会55周年に寄せて
有栖川有栖
SRの会55周年、おめでとうございます。私自身も現役の古参会員なので、祝辞を送るのも妙な気がしますが。
入会したのは、高校生になるやならずの頃。おずおずと大阪例会に出席して、ミステリファンのお兄さん、お姉さん、小父さん、小母さんに混じり、どきどきした時のことを懐かしく思い出します。ミステリは老若男女に分け隔てなく喜びを与えてくれる、と知りました。その確信こそ、作家になってから現在に至るまで、ずっと私の創作の基本姿勢になっていてます。
IT時代となり、ファンダムの在り方にも変化が生じていますが、SRの会のようなサークルの存在意義が薄まることはなく、むしろこんな時代なればこそ、より面白い展開があり得るのではないでしょうか。
辛口批評のSRという看板は、罵詈雑言がネット上にあふれる昨今、とうに色褪せています。洗練された<ミステリを楽しむ達人>の集いとしての健やかな発展を祈ります。ミステリの価値は、ファンのクオリティによって決まるのですから。
ありがとうございました。
SRの会55周年に寄せて
有栖川有栖
SRの会55周年、おめでとうございます。私自身も現役の古参会員なので、祝辞を送るのも妙な気がしますが。
入会したのは、高校生になるやならずの頃。おずおずと大阪例会に出席して、ミステリファンのお兄さん、お姉さん、小父さん、小母さんに混じり、どきどきした時のことを懐かしく思い出します。ミステリは老若男女に分け隔てなく喜びを与えてくれる、と知りました。その確信こそ、作家になってから現在に至るまで、ずっと私の創作の基本姿勢になっていてます。
IT時代となり、ファンダムの在り方にも変化が生じていますが、SRの会のようなサークルの存在意義が薄まることはなく、むしろこんな時代なればこそ、より面白い展開があり得るのではないでしょうか。
辛口批評のSRという看板は、罵詈雑言がネット上にあふれる昨今、とうに色褪せています。洗練された<ミステリを楽しむ達人>の集いとしての健やかな発展を祈ります。ミステリの価値は、ファンのクオリティによって決まるのですから。
February 13, 2007
February 12, 2007
SRの殿堂について
ミステリのオールタイムベストテンは、何度行なっても楽しい行事である。
しかし、その選ばれた結果は、現在でも『Yの悲劇』『火刑法廷』『そして誰もいなくなった』等の超メジャー作品が上位を占めている。
もちろん、これらの作品にその資格があるのはいうまでもないが、一方でマンネリ感を招くのも事実である。
そこで「SRの殿堂」というものを設けて、選ばれた作品は、今後のSRのオールタイム・ベストテンの対象からは除外しようということになり、まず翻訳作品について候補作を選ぶこととなった(国内作品は、機会を改めて行なう予定)。
1969年までの発表作を対象とし、その結果、殿堂入り候補作として選ばれたのが以下の57作である。
殿堂の投票は、2006年のベストテン投票と同時に行ない、結果は記念大会で発表される。
続きを読む
しかし、その選ばれた結果は、現在でも『Yの悲劇』『火刑法廷』『そして誰もいなくなった』等の超メジャー作品が上位を占めている。
もちろん、これらの作品にその資格があるのはいうまでもないが、一方でマンネリ感を招くのも事実である。
そこで「SRの殿堂」というものを設けて、選ばれた作品は、今後のSRのオールタイム・ベストテンの対象からは除外しようということになり、まず翻訳作品について候補作を選ぶこととなった(国内作品は、機会を改めて行なう予定)。
1969年までの発表作を対象とし、その結果、殿堂入り候補作として選ばれたのが以下の57作である。
殿堂の投票は、2006年のベストテン投票と同時に行ない、結果は記念大会で発表される。
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February 11, 2007
February 09, 2007
祝辞 ― 千街晶之氏より
千街晶之氏から、祝辞をいただきました。
ありがとうございました。
不変の存在感とともに
千街晶之
「SRの会」五十五周年、おめでとうございます。
私がSRに入会してから、たかだか十数年しか経っていませんが、そのあいだに、インターネットの普及などもあって、ミステリファンの世界も、ミステリの世界そのものも、かつては予想も出来なかったような大きな変容を遂げました。変容はあって当然のことですが、変わらないものがあってこそ、何がどのように変わったかを観測する作業が可能になります。ミステリ系ファンダムの老舗中の老舗であるSRの会には、変容をキャッチする敏感なアンテナとともに、いい意味で不変の存在感も保ち続けていただければと思います。
ありがとうございました。
不変の存在感とともに
千街晶之
「SRの会」五十五周年、おめでとうございます。
私がSRに入会してから、たかだか十数年しか経っていませんが、そのあいだに、インターネットの普及などもあって、ミステリファンの世界も、ミステリの世界そのものも、かつては予想も出来なかったような大きな変容を遂げました。変容はあって当然のことですが、変わらないものがあってこそ、何がどのように変わったかを観測する作業が可能になります。ミステリ系ファンダムの老舗中の老舗であるSRの会には、変容をキャッチする敏感なアンテナとともに、いい意味で不変の存在感も保ち続けていただければと思います。
February 08, 2007
祝詞 ― 戸川安宣氏より
戸川安宣氏から祝辞をいただきました。
お忙しい中、ありがとうございました。
TRICK & TRAPが閉店になることはとても悲しいことです。
祝辞
戸川安宣
SRの会55周年おめでとうございます。
SRの会の歴史はもはや、わが国戦後推理小説界そのものと言っても良いのではないでしょうか。ぼくも一時期でしたが会の活動に参加させていただきました。そのとき、会員諸氏から教えていただいたことはその後の編集者としての仕事にとって、謂わば予備校の役割を果たしてくれました。改めて感謝するとともに、SRの会員であったことを誇りとしております。ありがとうございました。
SRの会の今後いっそうの発展を祈念しております。
お忙しい中、ありがとうございました。
TRICK & TRAPが閉店になることはとても悲しいことです。
祝辞
戸川安宣
SRの会55周年おめでとうございます。
SRの会の歴史はもはや、わが国戦後推理小説界そのものと言っても良いのではないでしょうか。ぼくも一時期でしたが会の活動に参加させていただきました。そのとき、会員諸氏から教えていただいたことはその後の編集者としての仕事にとって、謂わば予備校の役割を果たしてくれました。改めて感謝するとともに、SRの会員であったことを誇りとしております。ありがとうございました。
SRの会の今後いっそうの発展を祈念しております。