August 2010

August 30, 2010

SR8月関西例会報告

8月22日、今日はSR関西の吹田例会である。最近、夏バテのためか、起床は7時と遅
く、本格的に身体が始動したのが8時以降であった。今日はSRマンスリーの発送はな
いということが気持ちを楽にさせる。よって何時ものように、気楽にTVにて将棋・囲
碁観戦を実施(マンスリー発送作業があってもやることは一緒だが)。今日の囲碁
は、趙治勲vs.小林光一と、一時代を築いたビッグネーム同士の6年ぶりの対戦であ
る。ううっ、最後まで見ることが出来ない(SRは13:30開始、囲碁は14:00終了!)。
なんて残念なんだ。

時間になったので自転車で会場へ急ぐ。途中でBook-offによると黒木さんと出会った
が、本的には収穫なし。

例会の会場には4人が集合されていた。本日は江戸川乱歩賞の合評会であるが、人数
がすくないと合評にならないので、しばらくは世間話で時間をつぶす。先般、東京で
開催されたアガサ・クリスティ展の話、鉄道の話など、真面目話題として今年の全国
大会の打合せなどを行う。全国大会のスケジュールを、9月4日の15時からホテルへ
チェックイン、17時から世話人会議、18時から食事、20時から大部屋に移ってゲーム
大会、と決めた。ゲームについては、大部屋の状態が分からないので、詳細は行って
から詰めることとする(私の仕事だ。いつもどおり泥縄である)。 ちなみに、今年
の全国大会の参加者は21人と、多すぎもせず少なすぎもせず。世話人会の議論内容
は、SR60周年記念大会の話になると思われる。資金をどのように調達しようかが討議
内容となろう。

 引き続き、江戸川乱歩賞の合評。谷口編集長が遅刻することになっているので、勝
手に進める。順番に参加者各自がコメントを出し、周囲がちゃちゃを入れる形式で行
うこととし、テープレコーダーを回す。まあ、谷口さんなら上手くまとめてくれるだ
ろうと言う安心感(!?)から、みんな好き勝手を述べる。司会も話をまとめようと
することなく、流れるように合評が進められる。乱歩賞自身は、おおよそ「可もなく
不可もなく。パンチが足りない平凡作」という評価であった。このへんは、SRマンス
リーに載るはずだからここでは割愛する。で40分ほどで無事、乱歩賞の合評の録音は
終了した。めでたしめでたしである。

 田村さんの持参された新刊本の無料配布に引き続き、SRの10冊を話題として取り上
げた。マンスリー10月号のSRの10冊のお題は『秋のミステリ』であり、既に仕分けは
終了している。ここにプラスアルファで『奈良のミステリ』を入れようか、と目論ん
でいたが、奈良に関わるミステリは少なく、「SRの10冊はもともとは傑作のみを載せ
るものである」「このお題では、残念ながら水準に達した作品を10冊も選ぶことが出
来ない」という正論が出たため、議論の結果、『奈良のミステリ』は企画から外すこ
ととなった。折角の平城京遷都1300年、全国大会を奈良で開催、と言うのに合わせた
企画ではあったが、残念である。その代わりに、新春号のSRの10冊は『おめでたいミ
ステリ』と決定した。新春号に相応しい素晴らしい企画であると思われる。次回まで
に各自が案を出すことになる。忘れないように!

 そこにようやく谷口編集長が到着した。合評会の録音テープを渡す。これだけ出鱈
目な内容が谷口編集長の力量でどのように生まれ変わるかが楽しみである。

 最後に、最近読んだ本の品評会を実施。『×』は「誘拐犯の不思議(光文社・二階
堂黎人)」がダントツ。「最初の30ページでトリックと犯人が分かる」「作者の真意
を疑う」とのコメントあり。逆に評判が良かったのは「悪魔パズル」「アルバトロス
は羽ばたかない」「兄の殺人者」といったところ。「機械探偵」は評価が分かれた。
といっているうちに17時になってしまった。マンスリー発送もなかったのにも関わら
ず、珍しくゲームのない関西例会であった。

 場所を変えて二次会に突入した。話題はいろいろだが、紙面に限りがあるので、本
日はここまでとしたい。

(文責・本多良隆)


sr5520070318 at 20:04|PermalinkTrackBack(0)clip!例会レポート 

August 28, 2010

9月関東例会

9月の関東例会のご案内です。

9月12日(日)午後2〜5時 
会費:700円+飲み物代
カフェミヤマ渋谷東口駅前店・地下マイスペース3号室

☆SR9月例会は8月に引き続き上映会を行います。
上映作品は「Gメン75」。ただの刑事ドラマと侮るなかれ。
350話を越えるエピソードの中には、魅力的な謎と結末の意外性に
力点を置いたミステリドラマの傑作も数多く残されています。
そんな傑作群の中から、今回は周到なアリバイ工作を楯に
完全犯罪を目論む悪徳弁護士とGメンとの心理戦を描いた
第49話「土曜日21時のトリック」と、
謎の脅迫者の仕掛ける緻密な罠によって無辜の罪へと
追い詰められていく捜査員の焦燥を描いた
異色篇第151話「覗き魔は猫背の男」の二話を上映します。
両作品ともストーリーは脚本を手がけたサスペンスドラマの
ヴェテラン、池田雄一によるオリジナル。自身でもこの後、
「不帰水道」など数篇のミステリ小説を著しており、
ミステリファンの勘所を押さえた作劇には定評があります。
1970年代に刑事ドラマの枠内でひっそりと生み出された、
知られざる本格ミステリの精華をお愉しみ下さい。
(佐竹裕之)

☆10月例会は、現在のところ10/10(日)を予定しています。
いつもの会場ではなく、何らかの企画を考えています。
詳細は次回お知らせします。

☆全国大会は9月4日・5日、エントリーは、8/21必着です!

東京例会についてのお問い合わせは、
阿部までご連絡をお願いします。

sr5520070318 at 06:07|PermalinkTrackBack(0)clip!関東例会案内