August 30, 2021

和登尊坂46 あす(8/31)投票締切

SRマンスリー436号にて告示された
会員参加企画「和登尊坂46 総選挙」の投票締切が
明日8月31日に迫っています。

会員から公募したワトスン178人が、
予備選挙により46人に絞り込まれました。
さらに会員の総選挙で「センター」を決定します。

最終候補となった46人のワトスンのリストは、
マンスリー436号に掲載されています。その中から
あなたの「推し」のワトスン役に、清き一票をお願いします。
投票先その他詳細は、マンスリーをご確認ください。

(投票ルール)

★投票は、各自20点を持ち点として、1点から自由に割り振ることができる。
※予備選挙への投票者は、持ち点を25点とする。

★但し、一人のワトスンに与えられる上限の点数は10点とする。

★投票するワトスンの番号、名前と、与える投票点を併記する。

多くの皆様の参加をお待ちしています。

sr5520070318 at 14:11|Permalinkclip!各種投票について 

August 18, 2021

Murder, She Drew vol.2  EQMM 「THE JURY BOX」掲載のお知らせ

SRの会で展開中の〈Carr Graphic〉を手掛ける
森咲郭公鳥、森脇晃、kashiba@猟奇の鉄人 諸氏により
昨年末に刊行された、J.D.カーの歴史ミステリ同人誌

「Murder, She Drew Vol. 2:
Notes for the Curious, by the Curious, for the Curious」

が、エラリイ・クイーンズ・ミステリマガジン本国版
「THE JURY BOX」(陪審席)コーナーにて紹介されています。
(リンク先をスクロールして、締め括りの段をご参照ください)

sr5520070318 at 02:30|Permalinkclip!お知らせ 

July 31, 2021

Carr Graphic blog-1 絞首台の謎 / The Lost Gallows (1931)

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会誌《SRマンスリー》本誌6月号から連載がはじまりました〈Carr Graphic〉のblog掲載版です。
ご案内のとおり会誌刊行のない奇数月はこちらのblogに森咲郭公鳥さんのイラストを掲載していきます。会誌とあわせてお楽しみください。

The Lost Gallows

(画像をクリックすると大きく見られます)

〈あらすじ〉
 予審判事アンリ・バンコランは旧知の元ロンドン警視庁副総監サー・ジョン・ランダーヴォーンとの観劇のためロンドンに出向いていた。劇場を出てすぐ、暴走する自動車が脇をかすめて走り去って行く。ジェフ・マールはその刹那、運転席に座るのが喉をかき切られた死体であることを確かに見た。絞首台にまつわる不気味な事件はこうしてはじまった……。

〈会員からのコメント〉
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 死者が運転するリムジン、霧の中に現れる絞首台の影、地図にない幻の街。怪奇とロマンに彩られた魅惑的な謎は、魔都ロンドンに相応しい。夜のロンドンを舞台に奇妙な冒険が繰り広げられる『新アラビア夜話』(ロバート・ルイス・スティーブンスン)をカーは愛読したと聞くが、本書はその影響が濃厚だ。
 奇怪な謎を解くのは、悪魔的な名探偵バンコラン。謎を解いても大団円とはならず、陰惨な結末に。こちらはカーの愛したパリの恐怖劇グラン・ギニョールの影響を強く感じた。
 怪奇色の強い作品だが、本編を読む前に目を通した登場人物紹介がユーモラスで笑ってしまった。「セルデン 小間使い。すっかり震え上がった可愛い子ちゃん」という調子。
 謎は外連味溢れるが、解決は巧みに配置された伏線を丹念に回収して丁寧。こんなに面白本格ミステリなのに、三十数年ぶりに再読するまですっかり内容を忘れていた。今頃になって、ポール・アルテ『あやかしの裏通り』の元ネタになっていたことに気付いた。【奥村】
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 この雰囲気は、パリでは出ない。
 やはり霧のロンドンじゃなくっちゃ。 【沢田】
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 東京創元社版(和爾桃子訳)を読了。
 さながら、霧がモチーフになったような作品だ。霧を描きたかったから、舞台をパリからロンドンに移したのかと勘ぐってしまう。
 霧の中から、喉を切られた死体が運転する車が出没し、街の中では、霧に巨大な絞首台の影が浮かび上がる。そして、霧の街を伝説の絞首人ジャック・ケッチが徘徊する。
 もう一つ、今回の作品でカーは、意外な犯人を提示したかったのでは、と思うがこれについては、初読の方の意見を聞きたいところだ。【角田】
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 劇中、バンコランがJ・J・アクロイドなる作家が書いた「囁く家殺人事件」と言うミステリ小説を読む場面が登場する。
 バンコラン曰く、この種の小説を読むのは、「まともな知能を持った人間が気晴らしを求める唯一の道」とのことだ。
 この作者名および書名自体は架空のものと考えられるが、作中世界でもミステリ小説は、独立したジャンルとして一定数の読者から好まれているのだろう。

「やはり真実は小説に面白さではいつも劣るものさ」と言い放つバンコラン。
 それはそうだと言ってしまいそうだが、考えても見てほしい。この台詞は、中世の怨霊や伝説が現代に蘇り、人狼やら吸血鬼の幻が跳梁し、魔術めいた不可能犯罪が頻発、フェル博士やメリヴェール卿など個性豊かな名探偵が活躍するカー世界の住人の言葉なのだ。
 この時点でのカーが、「入れ子構造」的なものをどのように意識していたかはわからないが、作中人物に敢えてこのような発言をさせる背景に、若き作者が抱いた、フィクションが持つ想像力の世界への、限りない憧憬と挑戦意識を感じずにはいられない。

 それにしても、J・J・アクロイドはじめ、「盲目の理髪師」のヘンリー・モーガンなど、
 カーは登場人物に作家を登場させることが多いが、彼らカー世界に生きるミステリ作家たちは作中現実である「三つの棺」事件などからどのような刺激を受け、どのような物語を編み出しているのだろうか。興味は尽きない。【佐竹】
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 バンコラン物の第二作。『夜歩く』はバンコランの本拠地パリが舞台。本作では霧のロンドンで難事件に挑む。次作『髑髏城』では独・ライン河畔に赴くので様々な国で地元の名探偵と対決する構想だったのでしょうか?
 本作では、バンコランのキャラクターが際立っています。英国でのやり方を説くサー・ジョン(元ロンドン警視庁副総監)に対し「君らの悠長な流儀など知るか! 足で稼ぐなど無用だ。私の流儀が『世迷言』かどうか、いずれわかる。受けて立つか?」と反発し、四十八時間以内の解決を宣言します。そして、それを実現してしまうのです。
 自らハードルを上げるバンコランを心配する助手のジェフ・マール。しかし、バンコランは悠々と読書。ちなみに、この時夢中になっていた本はJ・J・アクロイド『囁く家殺人事件』。どこか気になる著者名です。
 絞首台の影が霧に浮き出て、死者が運転するリムジンがロンドンの街を疾駆する。怪奇味が溢れた謎を、バンコランは快刀乱麻を断ち解明しますが、個人的には読後もやもやした思いが残ります。その理由はバンコランのこの言葉に集約されましょうか。
「やりたい放題のこの事件でいちばん割を食ったのは、心臓を撃ち抜かれた部長刑事と、無縁墓地に眠るあの大柄な黒人だよ」
 復讐を遂げる上での「障害」として排除された二人には哀悼の意を表したいと思います。【廣澤】
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 存在しない街での予告殺人。なんとワクワクする導入だろうか。加えてジャック・ケッチを名乗っていること、被害者に事前に絞首台の模型その他諸々を送ってることといい、この犯人のセンスには脱帽だ。解決編で披露されるあるロジックにも唸らされました。【大淵】
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次回blog掲載は「魔女の隠れ家」です。
Continue to next time: Hag's Nook (1933)

crossgully at 20:50|Permalinkclip!Carr Graphic 

July 30, 2021

合評会(関東例会)

マンスリー誌上及び当ブログで展開中の「CARR GRAPHIC」ですが、
マンスリーNo.436掲載の『夜歩く』には会員からのコメントに加えて
関西例会での合評会も収録されています。

それに倣い、早速、関東でも次号掲載の『髑髏城』合評会を行いました。
(写真は、会員が持ち寄った『髑髏城』)
こちらのまとめは、マンスリーNo.437に掲載予定です。

久し振りの合評会で楽しく盛り上がりましたので、当面は継続の予定です。
例会予定は会員向けメーリングリストでご案内していますので、
ご興味のある方はぜひご参加いただきたいと思います。
※状況によりまして、リモート例会となる場合もあります。

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sr5520070318 at 22:30|Permalinkclip!例会レポート 

ブログURL変更

当ブログのURLを

http://sealedroom.blog.jp

に変更いたしました。


会員の皆様にはマンスリー誌上でお知らせしました通り、
当ブログでの「CARR GRAPHIC」の隔月公開もまもなく始まります。
ご期待ください。

SRの会

sr5520070318 at 12:34|Permalinkclip!お知らせ 

May 25, 2021

『数学者と哲学者の密室』本格ミステリ大賞受賞

当会の会員でもある飯城勇三氏の著書
『数学者と哲学者の密室 天城一と笠井潔、そして探偵と密室と社会』が、
第21回本格ミステリ大賞の評論・研究部門を受賞されました。
おめでとうございます!

第11回の「エラリー・クイーン論」、
第18回の「本格ミステリ戯作三昧」に続く、
三度目の受賞(いずれも評論・研究部門)となります。

数学者と哲学者の密室――天城一と笠井潔、そして探偵と密室と社会




sr5520070318 at 02:12|Permalinkclip!お知らせ 

May 10, 2021

2020年SRの会ミステリーベスト10

SRマンスリー 435号で発表になりました、2020年のベスト投票結果は
下記の通りです。★435号は5/10に発送しております。
会員向けアンケートも同封しておりますのでそちらもお願いします。

※SRの会では、前年1月から12月に刊行されたミステリを
対象として、毎年2月末前後に、会員による投票を実施しています。
10点満点の平均点方式で、同点の場合は得票数の多い方が
順位が上になります。

国内部門】 投票数56(9票以上有効)

1位 孤島の来訪者  方丈貴恵(23票、7.48点)
孤島の来訪者 〈竜泉家の一族〉シリーズ


2位 蟬かえる  櫻田智也(30票、7.37点)
蝉かえる サーチライトと誘蛾灯 (ミステリ・フロンティア)


3位 名探偵のはらわた 白井智之(22票、7.32点)
名探偵のはらわた


4位 きたきた捕物帖  宮部みゆき(9票、7.222点)
きたきた捕物帖


5位 ワトソン力  大山誠一郎(37票、7.216点)
ワトソン力(りょく)


6位 透明人間は密室に潜む 阿津川辰海(32票、7.09点)
透明人間は密室に潜む


7位 たかが殺人じゃないか  辻真先(24票、7.08点)
たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説


8位 鶴屋南北の殺人  芦辺拓(21票、7.05点)
鶴屋南北の殺人


9位 揺籠のアディポクル  市川憂人(16票、7.00点)
揺籠のアディポクル


10位 立待岬の鷗が見ていた 平石貴樹(27票、6.963点)
立待岬の鷗が見ていた


10位 巴里マカロンの謎  米澤穂信(27票、6.963点)
巴里マカロンの謎 〈小市民〉シリーズ (創元推理文庫)



翻訳部門】 投票数49(8票以上有効)

1位 その裁きは死  A.ホロヴィッツ(37票、7.54点)
その裁きは死 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫)


2位 ザリガニの鳴くところ D.オーエンズ(12票、7.50点)
ザリガニの鳴くところ


3位 死亡通知書 暗黒者  周浩暉(17票、7.47点)
死亡通知書 暗黒者 (ハヤカワ・ミステリ)


4位 文学少女対数学少女  陸秋槎(15票、7.27点)
文学少女対数学少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)


5位 指差す標識の事例  I.ペアーズ(17票、7.24点)
指差す標識の事例 上 (創元推理文庫)

指差す標識の事例 下 (創元推理文庫)


6位 網内人  陳浩基(14票、7.000点)
網内人 (文春e-book)


7位 ザ・チェーン 連鎖誘拐  
           A.マッキンティ(9票、7.000点)
ザ・チェーン 連鎖誘拐 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ザ・チェーン 連鎖誘拐 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)


8位 死んだレモン  F.ベル(15票、6.93点)
死んだレモン (創元推理文庫)


9位 ネヴァー・ゲーム J.ディーヴァー(15票、6.87点)
ネヴァー・ゲーム


10位 特捜部Q アサドの祈り 
         J.A.オールスン(9票、6.78点)
特捜部Q―アサドの祈り― (ハヤカワ・ミステリ)



評論書・周辺書部門】 投票数38(6票以上有効)

1位 古典探偵小説の愉しみ フェアプレイの文学 
            真田啓介(12票、8.167点)
fairplay


1位 古典探偵小説の愉しみ 悪人たちの肖像 
            真田啓介(12票、8.167点)
akunin


3位 京都に女王と呼ばれた作家がいた 
            花房観音(9票、7.56点)
京都に女王と呼ばれた作家がいた


4位 幻の探偵作家を求めて 完全版 下 
            鮎川哲也(8票、7.50点)
幻の探偵作家を求めて 完全版 下 (論創ミステリ・ライブラリ)


5位 数学者と哲学者の密室 飯城勇三(13票、7.38点)
数学者と哲学者の密室――天城一と笠井潔、そして探偵と密室と社会



SRの会

sr5520070318 at 11:11|Permalinkclip!年間ベスト発表 

February 26, 2021

雑誌「新青年」創刊101年記念展

3月20日より、神奈川近代文学館(横浜市)にて、
「雑誌『新青年』創刊101年記念展 永遠に『新青年』なるもの - ミステリー・ファッション・スポーツ-」が開催されます。

江戸川乱歩、横溝正史、小栗虫太郎、夢野久作…。
「新青年」を舞台に活躍した作家たちの軌跡を約600点の資料によってたどり、日本の大衆文化史上に一時代を築いた「伝説の雑誌」に迫ります。

展覧会の詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kanabun.or.jp/exhibition/13484/


dardano_sataque at 19:53|Permalinkclip!お知らせ 

2020年ベスト投票のお願い

2020年 年間ベストの投票は、3月12日(金)締切です。

★☆今年は、これまでと投票の宛先(送り先)が異なります。
ご注意ください。★☆

対象作品(2020年刊行リスト)および投票要項は、
今月刊行の「SRマンスリー」434号の別紙に記載されています。
★☆1つ前の記事で、リストの不備についてご案内しています。併せてご確認ください。★☆

国内・翻訳・評論周辺書、どのジャンルも1冊から投票いただけます。
多くの皆さまの投票をお願いします。

SRの会

sr5520070318 at 08:17|Permalinkclip!各種投票について 

★2020投票リストの不備について

会員の皆さま

「SRマンスリー」2021年2月号がお手許に届くころと思います。
別紙にて「2020年度刊行リスト」を掲載していますが、
不備がありました。
【翻訳ミステリ】に以下の6作品の追加をお願いします。

161 J.D.ロブ 差し伸べた手の先に
162 J.ロリンズ  AIの魔女(上下)
163 小森収編  短編ミステリの二百年2
164 短編ミステリの二百年3
165 短編ミステリの二百年4
166 C.ドイルほか 死の濃霧

投票の方をよろしくお願いいたします。

sr5520070318 at 08:11|Permalinkclip!各種投票について